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【日本の昔話】高学年の読み聞かせにおすすめの絵本

古くから語り継がれ、読み継がれてきた日本の昔話。信じられないかもしれませんが、今の子供たちのなかには桃太郎や浦島太郎を知らない子も大勢います。知らなくても困ることはないけれど、わたしは子供たちにぜひ知ってほしいなと思っています。

生きていると理不尽なことや、哀しいこと、腹が立つこと、たくさんあります。意地悪な人、嫉妬にくるってしまう人、残酷なことをする人、いろんな人がいます。昔話では、本来なら隠したいような本当のことがきちんと語られている。だから、わたしは昔話が好きだし、読んであげたいと思うのです。

ここでは、そんな日本の昔話の中から高学年の読み聞かせにおすすめの絵本を紹介します。

ももたろう

所要時間10分

昔、昔、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。 おばあさんが川で洗濯をしていると、川上から桃がつんぶく かんぶく つうぶく かんぶくと流れてきます。おばあさんが家に持って帰った桃は、じゃくっと割れて、中からかわいい男の子が生まれました。その名も桃から生まれた桃太郎。桃太郎はすくすくと育ち、力強い少年に成長しました。

引用元:絵本ナビ

ももたろうさんももたろうさん おこしにつけたきびだんご ひとつわたしにくださいな

当たり前に歌い、読んでもらった「ももたろう」のお話も知らない子がいっぱい。「アニメっぽい絵本なら読んだことがあるけれど、こんな話じゃなかった」という子もいました。「ももたろう」なら、この絵本がおすすめ。

うらしまたろう

所要時間7分
誰もが一度はふれたことのある昔話だけに、数多くの資料にあたり、長く読みつがれるにふさわしい内容と文体で再話しました。美しい絵が物語を盛りあげます。

引用元:絵本ナビ

「うらしまたろう」の絵本はたくさんあります。いわさきちひろさんの絵本も大好きですが、読み聞かせるならこちらがおすすめです。しずかで、美しくて、そして儚い。そんな世界観をあじわえます。

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つるにょうぼう

所要時間10分
幻想的な美しさにあふれる鶴女房のお話の決定版。若者と鶴との哀しい物語が、数ある再話を凌駕する洗練された文章と目もあやな画面ですばらしい絵本になりました。

引用元:絵本ナビ

「つるのおんがえし」などの題名ちがいもあわせると、このお話の絵本もかなりの種類があります。「うらしまたろう」と同じく、いわさきちひろさんの絵がとてもすてきな「つるのおんがえし」もいいのですが、しみじみと切なさがしみわたるのはこちらの「つるにょうぼう」だと思います。読み聞かせに使うなら赤羽末吉さんの絵のこちらがおすすめ。

さんまいのおふだ

所要時間7分
山へ花きりに行った小僧が、鬼ばさにつかまりそうになるたびに、便所の神様がくれた三枚のお札を次々に投げて、命びろいするお話。スリリングな中にもユーモアあふれる昔話絵本です。

引用元:絵本ナビ

自分で楽しみながら読むなら、わたしは小澤俊夫さんと金井田英津子さんの「三まいのおふだ」が好きです。金井田さんの版画が渋くて、おそろしげで、でも構図がとてもおしゃれで。でも、声に出して読み聞かせるなら、水沢謙一さんのほうがリズミカルで読みやすく感じます。

やまなしもぎ

所要時間8分
病気のお母さんに食べさせようと山梨もぎに出かける3人の兄弟。ところが上の2人は沼のぬしに呑まれ、とうとう三郎の番になります……。力強い傑作昔話絵本。

引用元:絵本ナビ

「やまなしとり」「なしとりきょうだい」など別の題名の絵本もあります。地味で色味の少ない絵本は、子供たちはなかなか自分では手に取りません。ですが、この「やまなしもぎ」を読むと、子供たちは必ず(と言い切るのは好きではないですが、でもあえて)食いついてくれます。お話の迫力だけではなく、この美しい絵がそうさせていると、わたしは思っています。

かぐやひめ

所要時間10分
ロマンに満ちた日本最古のかな文学の世界を、女流作家として名高い作者と数々の受賞に輝く画家が絵本化。

引用元:絵本ナビ

中学では「竹取物語」として学習することになる「かぐやひめ」のお話。百人一首のような絵が子供たちにとっては逆に新鮮なようです。ところどころ難しい表現もでてきますが、「わからないものは想像する」というのも大事なことかなと思います。そういう意味でも、高学年の読み聞かせにぴったりです。

はなさかじい

所要時間10分
豪華なコンビによる作品が、装丁、文章を一新し、描きおろしの絵も加えて、日本昔話の決定版として登場します!

引用元:絵本ナビ

松谷みよ子さんの文と、「いないいないばあ」の絵でおなじみの瀬川康夫さんの絵が味わい深い絵本です。同じお話の絵本はたくさんありますが、しろの登場シーンからきちんと描かれているこの作品がわたしは好きです。

かちかちやま

所要時間10分
全国に分布しているたくさんの「かちかちやま」話の中から、選びぬかれた決定版。美しい自然を背景に、うさぎとたぬきの息をのむ対決がくりひろげられます。

引用元:絵本ナビ

ほんとうの「かちかちやま」のお話は知らない子が多いです。そしてこの「かちかちやま」に関しては、子供たちに読み聞かせることについて賛否両論わかれる本でもあります。ボランティアの中でも「ちょっと…」という方はいらっしゃいます。でも、わたしは「かちかちやま」ならやっぱりこの絵本をおすすめします。赤羽末吉さんの絵はほんとうに素晴らしいです。

いっすんぼうし

所要時間10分
なじみ深い一寸法師のお話が、完全な再話と美しい絵で、子どもたちの心によみがえります。親子ともどもくり返し楽しめる絵本です。

引用元:絵本ナビ

絵がとてもかわいいので大好きです。石井桃子さんの文章は口に出して読みやすいので、読み聞かせ向きだと思います。これまで読み聞かせたクラスでは、いっすんぼうしのお話は知らない子がほとんどでした。わかりやすく痛快なストーリーなので、あまり気負うことなく読めます。

くわずにょうぼう

所要時間7分
よく働いて、飯をくわない女房がほしい――そんな欲ばり男の所へ本当に飯をくわない嫁がきましたが……。力強い語り口と見事に構成された画面が、読者を昔話の世界にひきこみます。

引用元:絵本ナビ

この本は怖いです!お話の展開もドキドキしますが、とにかく絵が怖い(笑)高学年の子供たちですら、息をのむ空気が伝わってきます。笑っちゃうのは、「うつくしいむすめ」が子供たちにとっては全然美しく感じられないようで、必ずその場面でざわつくこと。読み聞かせに自信がない方でも、この本は本の力だけで十分楽しんでもらえるのでおすすめです。